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2022.3.7
お近くの店舗でぜひ!!
スーパーで日本酒を購入する際のおすすめポイント 【渡辺酒造店】
日本特有の製法で作られる日本酒。味だけではなく、香りまで楽しめるお酒で、ファンだという方も多いのではないでしょうか。
日本酒には非常にさまざまな種類があり、お好みや合わせる料理によってどれを選ぶのかも楽しみの1つです。
実際にお酒をを購入する際、もっとも手軽で身近な購入場所として挙げられるのが、スーパーやコンビニの酒類販売コーナーです。
しかし、スーパーでも美味しい日本酒は手に入るのか、どうやって選べば自分の好みにあったものを見つけられるのかなどは悩みやすいポイント。
何ではスーパーに売っているお酒コーナーは、酒屋さんや専門店に比べてどちらかというと品薄なイメージを持たれている方もいます。
最近は、スーパーなどのワインや日本酒コーナーもこだわりやそこでこちらの記事では、スーパーで日本酒を買うために必要な知識、スーパーで日本酒を買うメリット・デメリット、
さらにはスーパー目線で見たお客様にお酒を売るための陳列術を詳しく解説しますので、ぜひご参考にしてください。
スーパーで日本酒を選ぶ際のコツ
日本酒に賞味期限はありませんが、時間が立つにつれ徐々に熟成が進んでしまいます。
なるべく新しいお酒を買うのが基本。瓶に必ず書いてある製造年月に注意してみるようにしましょう。
また、今時のスーパーではあまり考えられないかもしれませんが、日光が当たる場所が陳列棚になっているところは避けましょう。
日本酒の敵は紫外線です。
日光が当たる場所で保存すると、太陽光や紫外線が原因で発生する臭み「日光臭」が生まれてしまう上、
酒中のビタミンをはじめとする微量成分や有機酸の分解などの変化が生じ、劣化の原因になってしまいますので注意しましょう。
スーパーで日本酒を買うメリット・デメリット
メリット① 便利
スーパーで日本酒を買う利点は、まず第一に便利なことが挙げられます。酒販店などの専門店より気軽に立ち寄ることができますし、
日用品や食料品などと混ぜてしまえば、日曜日のお父さんでも気兼ねなく購入することができます。
主婦の方は今晩の献立を考えながら、料理やデザートに合わせて日本酒を選べるというメリットもあります。
メリット② コストパフォーマンス
スーパーで日本酒を買うメリットは価格が安いこともあります。コスパの良さでは量販店に引けを取りません。
また、スーパーで買える定番商品には、瓶ではなく紙パックに入った日本酒が多く見受けられます。
遮光性があり、軽量で持ち運びにも便利。冷蔵庫の中でも収まりが良く、ゴミの減量にもおすすめです。
デメリット① 品揃え
スーパーでは、陳列スペースの関係もあって、酒屋のような本格的な日本酒の品揃えは期待できません。
そのため、日本酒の愛好家の方は物足りなさを感じるかもしれません。
また、スーパーの店員は日本酒の商品知識を持った専門家ではないため、買い物の十分なアドバイスを受けられないこともあります。
覚えておきたい!スーパーで日本酒を買う時に必要な日本酒用語
日本酒用語①「甘口、辛口」
日本酒は味わいによって「甘口」と「辛口」に分類されます。そこで指標に使われるのが「日本酒度」です。
水に対する糖の比重のことで、度数が少なければマイナス、多ければプラスになります。
また、日本酒の甘辛は、個人の嗜好や味覚によっても大きく左右されますので、判断する目安として覚えておきましょう。
詳しくは以下のコラムで解説しています。
日本酒用語②「吟醸、大吟醸」
日本酒には吟醸酒、大吟醸酒などの種類があります。
吟醸酒とは、米、米麹、水、および醸造アルコールを原料とする日本酒のこと。
精米歩合60%以下の米を長期低温発酵させるので、華のある「吟醸香」が楽しめます。
和食をはじめとしてどんな料理ともよく合うのも特徴です。
大吟醸酒は、吟醸酒と原料・製法は同じですが、酒米を丁寧に精米歩合50%以下まで磨き上げるのが、大きな特徴です。
ふくよかな香りが楽しめ高価なイメージがある大吟醸ですが、最近はスーパーで気軽に入手できるようになりました。
詳しくは以下のコラムで解説しています。
スーパーにも陳列されている渡辺酒造店の銘柄のイチ推しポイント
渡辺酒造店の作る日本酒の銘柄は、ありがたいことにスーパーでもお取り扱いいただいております。
そんな渡辺酒造店の酒造りには、お酒を醸造する中でいくつかのこだわりが存在します。
1.お笑いパワー発酵
こちらは、年1回行われる”蓬莱蔵祭り”という感謝祭で、吉本のお笑い芸人さんを呼んでライブを開催しています。(現在はコロナの影響で中止しています)
他にも、お笑いのパワーで人を元気にさせることは、”お酒にとっても良い効果が期待できるのでは”という事で、
醸造中のタンクに24時間お笑いのCDを蔵の中で流し、お酒に聞かせています。
2.ありがとうパワー貯蔵タンク
先程ご紹介したお笑いパワー発酵同様、”ありがとう”など前向きな言葉を聞かせると、酒質が綺麗に美味しくなるという事で、
実際にお酒が入っているサーマルタンクに、蔵見学などの来場者にありがとうメッセージを書いていただいております。
皆さんそれぞれ自由に賑やかに書いてくださっており、とても賑やかなタンクになっています。
スーパー・酒販店で抑えるべき商品陳列の極意
お酒の売り場は、店舗毎に場所やスペースが異なり、どのように商品を陳列したらよいか難しい箇所です。
しかし、消費者にとって商品が手に取りやすく購買率の高い陳列には、共通の法則があります。
その法則を掴むことで、場所や店舗が変わっても売れる売り場を再現することができます。
どのような売り場が売れる売り場なのか、弊社がお手伝いしたお客様のお声も含め、ご紹介させていただきます。
1.商品ラベルやストーリー性で差別化
酒造技術の向上により、安くて美味しいお酒が売り場には溢れており、今や「美味しいのは当たり前」の時代になっています。
売れる店舗づくりの為には、商品ラベルやストーリー性で差別化する必要があります。
また、商品POPなどを商品とともに掲載することで視覚情報に働きかけることも大切です。
そのため、渡辺酒造店では全てのアイテムでしずる感のあるユニークなPOPを作成しております。
他にも、ぱっと目立つ配色やインパクトの首掛けデザインになっています。
中には、一度見たら忘れられない、奇抜で面白いものも多くあります。
2.売り場のフレッシュローテーション
渡辺酒造店では、年に5回の季節商品、製造本数の少ない限定品をご紹介しております。
これらをうまく利用して常に売り場をリフレッシュしています。
いつ来ても新しい商品があり、お客様に頻繁に通っていただき、ついつい新商品をチェックしたくなるような、
新しくストーリーのある商品、飽きない売り場づくりを心掛けましょう。
目指すは、”元気な市場感”!
売り場を活性化させるために、商品のローテーションは3か月おきが望ましいです。
売場を整えたら陳列も工夫してみてください。
売り出したい商品はどどん!と盛大にアピールしてみるのもポイントです。
また、季節ごとの商品と通年の売れ筋商品を織り交ぜて、弊社から棚ごと丸々ご提案させていただくことも可能です。
『どういう商品を仕入れて陳列したらいいかわからない…』『陳列の配置が苦手、イチオシ商品で固めてほしい』など、
お困りの方もいらっしゃると思いますので、ぜひおすすめです。
例:夏の棚割り 例:秋の棚割り
まとめ
ここまで、スーパーで日本酒を販売・購入する際についての注意点について解説してきました。
スーパーは消費者の方にとって馴染みやすく、数多くの方に多くの機会に来店していただける販売店です。
消費者の方はスーパーで間違った買い物をしないように、販売店様はより多くの商品を購入していただけるように、
本コラムを参考にしてみてください。