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2021.2.5

日本酒と料理の相性

基本的に、お酒と料理が「合う」というのは、お酒と料理の味の方向性・性質が同じになっているものをいい、お酒と料理が「合わない」というのは、お酒と料理の味の方向性・性質が異なっているものをいいます。

日本酒はその「味わい」と「香り」により4つのタイプに分類することができ、各タイプに対して相性の良い料理というのがあります。

それをまとめたのが下の表です。

 

日本酒の味のタイプ 特徴 料理の味わい 相性の良い料理 お酒の種類
薫酒 華やかでフルーティな香りが高く、爽やかさも兼ね備えています。
苦みや・酸味が少なくすっきりとさわやかな味わいとなっている
香りが高いお酒なので、風味の強い料理(チーズやキムチ等)には向かない傾向があります。
刺身や山菜のてんぷらなどのあっさりしたものとよく合います。
刺身、山菜の天ぷら、冷しゃぶ、冷製パスタ、ホタテの白ワイン蒸し、五目春巻き、バンバンジー、魚介類のカルパッチョ、シーフードサラダ 大吟醸・吟醸酒
爽酒 清涼感と軽快な味わいの生酒が代表的です。
香りは抑えられているますが、新鮮で軽快な風味で、みずみずしい味わいです。
クセが少なく万人に好かれやすい味わいです。
どんな料理にも合う万能プレイヤーです。
さっぱりとした料理にも合いますし、こってりした料理の口直しにも最適です。
出汁巻き玉子、白身魚の塩焼き、天ぷら、から揚げ、湯豆腐、海鮮サラダ、ポヨフ、オムレツ、生春巻き、中華サラダ、きくらげのあんかけ、冷奴、グラタン、茶碗蒸し 生酒・生貯蔵酒・本醸造、普通酒
醇酒 香り控えめで、コクのある味わい 魚介類を使った料理、煮込み料理、コクや旨みが強い料理 西京焼き、味噌田楽、ハンバーグ、とんかつ、シチュー、麻婆豆腐、ラーメン、小籠包、餃子、

すき焼き、フライドチキン、焼き鳥(タレ味)サバの味噌煮

純米酒・生酛
熟酒 フルーツや花、ハーブを思わせる香りが少ないとされているが、米の旨味やコクを楽しめ、濃厚でしっかりとした味わいです。
甘味・酸味は適度に有しており、後味もしっかり残り力強い味わいです。
日本古来の製法によって作られた日本酒は醇酒になります。
しっかりとした味付け、濃い料理と合います。
酒盗・煮付け・キムチ・バターなどを使った料理にも合います。
ウナギの蒲焼、豚の角煮、ナッツ、ガーリックステーキ、煮込みハンバーグ、酢豚、エビチリ、回鍋肉 古酒・熟成酒

もちろん、例外はありますが、基本的にはこうした関係性がありますので、料理に合わせる日本酒を選ぶときには、この表を参考にして選んでみるとよいと思います。
商品ラインナップ

薫酒 大吟醸・吟醸 極意傳、トs、色おとこ、伝統辛口
爽酒 生酒・生貯蔵酒・本醸造、普通酒 生貯蔵酒、蔵元の隠し酒、上撰蓬莱、天才杜氏の入魂酒
醇酒 純米酒・生酛 家伝手造り、手造り純米、純米大吟醸生酛、無修正の酒
熟酒 古酒・熟成酒 熟睡三百日、幻とは生原酒

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